立ち稽古へ

稽古、着々と進行しています。今週から、ところどころ立ち稽古に入りました。

立ち稽古というのは、魅力的に謎めいていてアニメとかに出てくるような人に幻を見せる紫色の霧、みたいに感じられた台詞の数々が、ひゅっと集まって妙に手触りがあるようになってきた、でもそれも幻覚なんだけどね! そんな感覚があります。何言ってるんでしょうか。

しかし、日々パンチラと演劇のことを考えていると、あらゆるものがめくれるのではないか、一瞬、他の誰も見ていなかったかもしれないけれど、自分だけは見ていた、ちらっとめくれた、確かにちらっとめくれた、そんなことがあるのではないかと期待してしまいます。ビデオデッキだってパイプイスだって、何だってめくれてしまえばいい、そんな気になってきます。

http://www.bijint.com/jp/

最近話題のこのサイトなんてもう言わずもがな、です。それにしても、流行のものを貪欲にどんどん取り込んできた日本の性風俗業界の想像力なら、きっと「パンチラ美人時計」を作ってくれるのではないか、とそんな気になります。「美人時計:日本海欲情袋閉じ」なんてものもあるんじゃないか、そんな気になります。

もし、仮に、ペニノが作るのだとしたら、たとえば「マメ美人時計」なんてものになるのでしょうか。アクセスしたら、女装したマメ山田さんばかりが映り、寝てたり、時刻間違えていたりする。そんなものがあったら、見たくなるでしょうか。わかりません。

こんなことを書いているうちに、稽古はどんどん進んでいきます。タニノは役者さんの心のスカートをびしばしめくっています。と、何となくそれっぽく書いてみましたがよく意味はわかりません。

ようするに、読み稽古から立ち稽古にうつるとき、というのはとても面白いのです。
(吉)