愛すべきフィルム『人のセックスを笑うな』
さて、タニノが脚本で孤軍奮闘する中、
舞台作成中に、ある映画の話題で持ちきりです。
『人のセックスを笑うな』(井口奈己監督)
山崎ナオコーラの原作小説を元に撮り上げたこの作品、
とてもいいんです。
映画作りの手触りが観ている側にジンワリと伝わってくる
137分。
最近の女性監督にしては珍しく、シーン切れ間の落とし所を
きちんと落とす。そして、うまい。
それは、笑いであったり、台詞であったりするのですが、
その全てがあざとくないのです。
監督の映画への真摯な愛情が伝わってきます。
「わびさび」ってこういうものですよね〜。
まだ、都内でも上演中ですのでよかったらご覧ください。
それでは、失礼します。