稽古開始
さて、先週から次回公演の稽古が始まりました。
今回は、最初から脚本がすべて用意されている訳でも、
舞台装置があらかた準備されているでもなく、
信頼する役者さん達と一緒に「はこぶね」での特性を
生かしながら、タニノの中で沸いてくるイメージを
具現化する、といった進め方をしています。
ゆっくりと、じっくりと、素材を生かしながら、、
まるで何時間もかけて火加減を調整し、味付けをしていく
煮込み料理を作る時のような稽古場です。
舞台装置もベースとなる枠組みのみを作り、イメージに
沿ったものを週末毎に用意していきます。
何気ない一言からひとつのシーンが生まれたり、
役者さんの自然な立ち振る舞いが、シーンのひとつとして
生まれ変わったり。
ただ、傍目に稽古を見ているといったい今なにが行われて
いるのか、まったく分かりません、、。
恐らく、分かっているのはタニノ一人なのでしょう。
今回は、それでいいのです。
なぜなら、、
作・演出・美術・音響・照明 タニノクロウ
なのですから。