リーディング関連


※ようやく劇団ホームページが復旧いたしました。


さて、先日の公演情報にもあったように、主宰のタニノクロウ

2月16日にドイツの戯曲『前と後』をリーディング形式で

演出します。

この作品、現代ドイツ演劇界では指導的立場にある劇作家と

目されるローラント・シンメルプフェニヒさんという、

とても覚えられない名前の方なんですが、、

その内容もまた強烈でじっくりと読み込んでいくと、

戯曲の構成が縦横無尽に入りくんでおりまして、

なにか難易度の高いパズルをやっているような気持ちに

させられます。


読み終えた瞬間は一瞬の恍惚があるのですが、

すぐに置き忘れたピースに気が付いて、

もういちど別の組み方で構築していかずにはいられない、、

というなんとも奇妙な代物です。


タニノ自身は、このパズルの平面をなんとか立体に起こしたいと

考えているようで、

特殊な接着剤で繫ぎ合わせるつもりのようです、、。

果たして、どんなモノになるのでしょう、、。


話題は変わりますが、

サッカー日本代表岡田JAPANが始動しましたね。

サッカーは全世界でもっとも観戦されている競技な訳ですが、

その本場はもちろんイングランドです。

日本のJリーグにあたる、イングランド・プレミアリーグの試合は

いまや世界中で放送され、

当然ここ日本でも観ることができます。

先日、NHK−BSで行われていた試合を見ていたのですが、

流暢なパスワークやダイナミックな展開には本当に

魅了されます。


演劇風に言いますと、、

途中休憩をはさんで2幕もの、上演時間90分で

しっかりと起承転結が存在するんですね。

しかし、この感覚、どこかで、、、

と感じていたら、思い出しました。

NODA・MAPの芝居を観ている時の感覚はまさに、

まさにこんな感じです。

台詞のチャッチボールならぬ、台詞のパスワーク。

ダイナミックな展開、、

フィジカルを全面に押し出した演技、、

そして、スター選手(役者さん)たち、、。

ああ、

そういえば野田秀樹さん、イギリス留学もしていたしなあ、

などと勝手に合点してしまいました。

もしかすると野田JAPANの結成もあるかも知れません、、。



では、長々と失礼いたしました。

前と後 (ドイツ現代戯曲選30)

前と後 (ドイツ現代戯曲選30)