稽古、やってます。

着々と、稽古がすすんでいます。昨日は最後のオフ。今日から本番まで、ノンストップで仕上げて参ります!
さて、今日は稽古に付きっ切りで音響・照明のオペレーション(ときどき舞台づくりも!)を手伝ってくれている森くんに稽古の感想を聞いてみたいと思います。

「前回の公演を見たんですが、そのときはタニノさんが見た夢を舞台化したのかな、と思ったんですよね。すっごく不思議な、というか、ふざけた舞台だったので(笑)。だから超適当に作っているんだとばっかり思ってたんですけど、稽古場に来たら超しっかりつくっててビビりました(笑)。僕自身他の演出家の演出受けたこと何回かあるんですけど、こんな演出が細かいなんて思ってもなかったです。役者さんもちょっと変な人たちなのかな、と思ってたんですけど、超真剣で、この人素でやってんのかなー、って思ってたしぐさとかもぜんぶしっかり演技してて、それもビビりました。」

というわけで、稽古はいい意味で森くんの予想を裏切ってくれたようです。

こちらはそんな森くんが本番で使う音響の機械です。小さな小さな手作りブースのなかでギュウギュウ詰めになりながらがんばってくれています。

そして3人の役者さんたち。森くんの言うとおり、タニノの細かな演出に見事に答えてくれています。稽古場ではそれがすごくよくわかるのですが、本番ではまったく伝わらないかもしれません(笑)。
が、だとしたらそれはむしろ成功かもしれません。以前この舞台を見てくださった俳優さんにお会いしたとき、「あれはもともと持ったおっもしろい体がないとできないっすよ」と言ってくださったのですが、3人の役者さんたちはみんな、奇妙でおかしくてとっても素敵です。

そんななか、タニノは超真剣に演出しているのですが、ときどき疲れてくると、ひとりで下ネタを言ってひとりで笑っています(笑)。

本番まであと少し。
皆さま、どうぞお楽しみに!
(吉)