Perforiming Arts Network Japanのホームページをペニノがジャック!

ただいま、国際交流基金のPerforming Arts Network Japanのホームページ(http://performingarts.jp/indexj.html)を、ペニノが絶賛ジャック中です。


とまあ、こんな感じに、トップの写真が全部ペニノの過去作品になっているんですね。

掲載されている作品は『小さなリンボのレストラン』『黒いOL』『苛々する大人の絵本』、そしてこないだ静岡で上演した『エクスターズ』です。っていうか、知らない写真がたくさんある! どこにあったんだコレ!!


なんでジャック中かっていうと、タニノのインタビューが掲載されているからです。ちなみに、前回はサンプルの松井周さんへのインタビューでした。

「妄想の空間をつくりだす タニノクロウの世界(http://performingarts.jp/J/art_interview/1.html)」


けっこうなボリュームで、タニノの絵コンテまでついていて、ペニノ的にはとってもリッチな仕上がり。いくつかピックアップしてみると――

たとえば庭劇団ぺニノの「ペニノ」って、僕の中学時代のあだ名なんですけど、それも僕のあるイタズラから派生したんです。ある朝、登校途中に急にザーッと豪雨が降りだして、それでなんとなく「これ戦争っぽくない?」って気分になった。当時、映画の『ランボー』とかも流行っていたので、なんだかわからないけど服を脱いで、持っていた傘を銃みたいに構えて、学校までの道のりを10人ぐらいで隊列を組んで走って行った。全員全裸で(笑)。そうしたら、まあアソコが丸出しだったものだから、その日からペニノというあだ名が付いたんです。


はい、そんな由来のペニノです。

医者の立場からすると、世の中メチャクチャなことになっているというのは「前提」です。だけど人はそういうことを全部引き受けた上で生きていかなきゃならない。のうのうと暮らしていかなきゃいけない。そうするとエロいこととか、笑えることとかを考えて楽しみながら生きていったほうが、なんかいいんじゃないかって思えてくる。だから僕は自分の作品では心理描写を全くしません。むしろそうした要素は、作品に持ちこみたくないんです。


はい、実際タニノと話すときの大半は、エロいことかくだらないことについてです。

僕は「観客の居心地、見心地」だけを考えて、芝居をつくっているところがあります。つまり舞台の精度を上げることより、舞台をどう体験してもらうかという受け手の感覚に細心の注意を払う。この考え方には、任天堂ゲームの影響があるのかもしれません。僕が学生の頃はテレビゲームが凄く流行っていて、セガソニーからも新しいゲーム機がたくさん出ていました。だけど任天堂以外のゲーム機は、いかに映像をリアリティに近づけるかという解像度を上げることにばかり躍起になっていた。でも任天堂だけは、(そういった意味での)精度を上げることよりゲーマーがいかに楽しめるかという、プレイヤーの「遊び心地」を追求していたんです。そのスタンスは今でも非常に共感しています。


これは知らなかった! え、というかほんとでしょうかこれ。思いつきじゃないのかな。もしくは直前に何か雑誌で読んだとか。だってそうは言いつつ、タニノ含めペニノメンバーでやるゲームは「モンハン」とか「ロストプラネット」とかソニーのゲームばっかりなんだもの(笑)。


とまれ、これはごくごく一部。よかったらぜひ実際のページで読んでみてくださーい。(吉)